
日本でも人気の韓国俳優 ソン・スンホン、クォン・サンウという韓流スター2トップを全面に出して公開された韓国映画『宿命』が、韓国の観客にそっぽを向かれている。
3月20日に封切られた『宿命』は、4月中旬の時点で全国80万人を動員するにとどまっている。この調子では、興行成否の一応の目安といわれる100万人突破も難しい状態だという。
『宿命』は、封切り直後の週末こそ観客動員1位を記録しさすがと思わせたが、その後は観客数が伸びず苦戦した。各ポータルサイトなどの映画欄に寄せられた感想などの評価が低く、口コミでの観客動員に結びつかなかった。
クォン・サンウ、ソン・スンホン、チソンという韓流用のスターを起用しただけで、映画の根幹をになうストーリー性に乏しく、見どころはたくさんあっても残るものがないということだ。2時間50分の分量を1時間58分に編集した影響か、話のつじつまがあわず、そのためキャラクターが立体的に描ききれなかった。
スターに頼らず同時期に公開された韓国映画『追撃者』が500万人を超えたことを考えれば相当の誤算といえるだろう。
『宿命』の日本での公開は夏ごろが予定されている。日本の韓流ファンの間でも関心が高く、日本での公開が待ちきれない多くのファンが、韓国まで訪れている。
ソン・スンホンの舞台挨拶をえさにツアーを募集し、ソン・スンホン側から抗議を受ける旅行会社が出るなど話題になったほどだ。
しかし、こうしたファンだけの動員には限界があり、いかに一般の映画ファンを取り込むかが重要なだけに、大きな期待をかけるのはむずかしいかもしれない。とはいえ『宿命』は見て楽しめる映画であり、2時間を映画館で楽しく過ごすにはうってつけともいえる。ファンならたまらない作品です。
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