
今年で芸歴17年になるへリョンが3年前、日本進出を宣言した時、みんな鼻で笑ったという。
10kg以上減量しダイエットビデオを発売したり、映画や演劇、歌手としてもデビューしたチョ・へリョンだったが、「日本進出だけはするな」と夫をはじめ皆が口を揃えたという。
しかし、黙々と3ヶ月間、1日8時間づつ日本語を勉強し日本に渡った。「サンデージャパン」のレギュラーになってからは、1週間に2度海を渡ってパスポートの更新も5回行なった。
へリョンは語る。「だいぶ前に日本に来た時は距離感があったが、3年前はまったく違っていた。韓国料理を食べたり韓国の曲を聴いていたり。それで自分も一度やってみたいと思った。日本はバラエティやコメディーが発達しているのでここで学んでみたいとも思った」
「文化の違いに戸惑った。ピンマイクをつけるのも先輩が先。舞台に出る時も順序にこだわる。最初はなにも知らずに先に出て怒られたこともあった。日本では楽屋が別々なので、一人一人挨拶に回らねばならないが、ドアを開けた時『化粧中だから後にして』と言われたり、無視する人もいた」
体で笑わせるスラップスティックコメディーばかりしているという指摘には、「わたしは言葉で笑わすのと動きで笑わすのに境界があるとは思わない。日本のナインティナインというコンビは、鶏のえさを体につけ突っつかせることで笑いをとりころげまわる。でも彼らは、言葉でもよく笑わせる。私たちは区別しがちだけど、人を笑わせる仕事をする以上、笑わせるならなんでもやる、あまりに礼儀にはずれたこと以外は」
韓国の娯楽プロに比べ日本は年齢の高い人が多く出演することについて、「韓国の出演者は、不平不満が多い。ベテランのスターたちは、自分がPDになろうとする。『ここはおもしろくないから早くしろ』とかね。日本の場合はスターといえどあまり収録の時はぶつぶつ言わない。スタッフの前では、完全に仮面をかぶる。終わってからマネージャーに文句を言うんです。だから製作側からすればこうした出演陣と仕事がしたくなる。日本の芸能人が長持ちするのは、みんな一生懸命だから。後輩たちの番組をみんなモニタリングしてるんです。一番の大先輩が87歳。70代もいるし、60代、50代いる。最も活躍しているのが40代後半から50代。日本に来る前は私ももう40近いから後何年もできないなと思っていたけど、日本は違った」。
今年38才になるへリョンは、漢陽大学演劇映画科大学院で『コメディーが韓国社会に及ぼす影響についての研究』という論文で修士学位を受けている。2010年までは日本で活躍し、その後はアメリカのコメディー界にも挑戦するつもりだという。
「日本、韓国、アメリカでの活動を同時にやりたい。日本進出も最初は不可能だといわれたけど結局やりとげた。5年後には私がアメリカに行ってギャグをやると考えただけで、胸がいっぱいになる。私はきっとやりますよ」






